医療法人 修命会 土佐丹羽クリニック|癌|膠原病|アトピー|高知県土佐清水市

    ※土佐丹羽クリニックでは、外来診察・処置(サンドバス・軟膏塗布)が可能です。詳しくは、お電話(0880)82-5255にて、お問い合わせくださいませ。
 
※令和元年10月1日 土佐清水病院は土佐丹羽クリニックに改称致しました。
 
※当クリニックは自由診療となっております(健康保険は適用されませんので
全額自己負担となります)。
 
※完全予約制となっておりますので、来院の際は必ず事前に予約をおとりくだ
さいますようお願いします。
 

重症患者が避けねばならない食事

 

重症患者が避けねばならない食事

重症患者が避けねばならない食事
 

私の病院に通院して来られるような患者さんや、ステロイドに抵抗して 治癒しにくい患者さん、全身に肥厚(ひこう)、苔癬化(たいせんか)、結節性痒疹(けっせつせいようしん)化 した重症の患者さんは、脂のある食事を厳禁してもらわなければなりません。

現在ステロイド外用に絶対反対して、自然回帰の治療だけでアトピー患者に 対応しようとする一部のお医者さんや治療院では、ご自分たちが持ち合わせている 治療法ではアトピー性皮膚炎がいっこうに改善されないため、極端な食事制限 (粟(あわ)、稗(ひえ)、果ては断食)をさせています。これも論外です。

西洋近代医学に基礎を置く科学者の立場から以下の注意だけはぜひ守ってください。

最近のアトピー患者の重症化原因に環境汚染が大きく関与し、それに よって発生した活性酸素が身体の脂と結合し、過酸化脂質を作り出します。

この過酸化脂質が皮膚に付着してアトピー性皮膚炎を悪化させていますが、この 環境汚染はもはやどうすることもできず、それによって発生する活性酸素と 結合する脂を制限しない限り、アトピーの悪化を防ぐ方法はありません。

また、アトピー性皮膚炎患者には、不飽和脂肪酸や低比重の脂など、有害な脂が、 健常人以上に多く存在していることが証明されていますので、どうしても、 重症患者は外から摂取する脂を制限していただかねばなりません。

具体的には、肉類は一切ダメ。バター、チーズ、マーガリン、ラーメンも 厳禁(ラーメンは不飽和脂肪酸であるフカ、鮫の脂が含まれています)。 マヨネーズも食べすぎないこと。背の青い魚 (サバ、サンマ、イワシ)もなるべく控えることです。

逆に、健康増進のためにたくさん食べていただきたい食べ物は、白身の魚、シジミ、アサリ、ハマグリの 貝類、小魚、カニ、エビなどのタンパク質を主体とした食べ物。 それに卵アレルギーのない人は、卵等はおおいに摂取してください。 同じ脂でも植物性の脂、例えば、菜種、ゴマ油などは味を付けたり、炒めもの 程度なら使っていただいても構いません。

新聞やテレビでイワシを食べなさいと宣伝したり、サメの脂で作った 健康食品が売られていますが、これは不飽和脂肪酸という脂であり、二重、三重に活性酸素と 結合して過酸化脂質を作るからいけません。ただし、少量の不飽和脂肪酸は、種類によりますが、身体の新陳代謝を 促進するために必要ですが、過剰になると″悪さ″をし始めます。

自然回帰に走る治療院では、玄米菜食を奨励するところがありますが、玄米菜食はアトピー患者 に限っては玄米の表面に脂の多い糠(ぬか)が大量についているので、必ず悪化します。 ご飯に関しては玄米より白米のほうがアトピー患者にとってはいいのです。

大豆アレルギーの人がお豆腐を食べても皮膚炎が悪化しないケースがありますが、 これは豆腐には大豆の脂が取り除かれているからです。 このように重症のアトピー患者にとっては、脂が非常に大さな比重を占めています。

昔のアトピー性皮膚炎が子供に限られ、それも軽症だったのが、最近では 高齢化、重症化してきた原因の1つとして考えられるのが、(13歳以上は 食生活がアトピーの直接の原因にはなりにくいとはいえ)、日本人の 食事の内容が、肉や乳製品の極端な欧米食主体になったことがあげられます。

つまり、過酸化脂質の原料を大量に摂取するようになったということです。 私の病院を退院したあとで悪化する人の半数は食事を厳重に守っていない患者さんです。

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